政治のこと
「国会をもっと身近に感じて欲しい」ふるもとはこう考えます。
そこで「政治のこと」という授業を始めました。
教壇に立つのは国会スタッフ・竹内です。
政治のこと/2012-01-17
3時間目 「国会が必要な理由」
「国会が必要な理由」
自由に暮らすためのコスト
1 権力を分ける
大昔から存在した国の多くや、
いまでも地球上のいくつかの国は、
国の権力が一ヶ所に集中していたります。
日本では、権力が一極に集中してしまうと、
人々の自由が脅かされる危険が大きいと考えています。
そこで、
権力が一ヶ所に集中することを防いで、
しかも国民が直接権力者をコントロールできる仕組みを作っています。
具体的には、権力を立法・司法・行政に分けています。
権力を分散する日本の権力構造を、「三権分立」といいます。
国民のみなさんが、
日本の権力をどのようにコントロールしているのか。
みてみましょう。
2 国会
みなさんは、選挙で議員を選ぶ方法で、国会をコントロールしています。
国会は、法律を作る仕事を行います。
国会が作った法律は、行政の行動を決めます。
つまり、みなさんは、
法律を作る国会を通じて、間接的に行政もコントロールしています。
3 行政
行政とは、内閣を頂点とした役所のことをいいます。
内閣には、総理大臣や大臣がいます。
国会議員が内閣の構成メンバーになっている日本の制度を「議院内閣制」といいます。
議院内閣制をとることで、行政に対する国民のコントロール力がより強くなっています。
4 司法
これまでにみた権力と異なる色合いを持つのが、司法です。
司法は、裁判所が受け持ちます。
裁判所には、裁判官がいますが、実は裁判官は他人には束縛されません。
裁判官は、憲法上
「その良心に従い独立してその職権を行い、この憲法及び法律にのみ拘束される」
とされています。
これは、裁判官は一人一人が独立して仕事をすることを意味します。
みなさんは、最高裁判所裁判官国民審査によって
最高裁判所裁判官の人事に対して関与することができますが、
他の方法によっては司法に関与することができません。
司法がこのように、国民から一歩距離を置くこととなっているのは、
少数者の権利は、多数決によってときに迫害されることがあるからです。
5 まとめ
こういった仕組みは、
国民のみなさん自身が、
自分たちの自由を守るために作られているものです。
ですから、国会議員や役所の人間は、国家権力として憲法を守る義務があります。




